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アトピー性皮膚炎に対しては、日本皮膚科学会が示しているガイドラインに沿った治療法(一般の大学病院が実施している治療法)と患者さんがステロイド軟膏の使用を一切拒否される場合の2通りの治療法を行っています。
当院はアトピービジネスを実施している民間療法施設のように「ガイドラインに沿った治療法」を全面否定している訳ではありません。受験を控えた方や、結婚式間近な方、就職の面接が近い方、とにかく痒くて痒くてしょうがないから現在の症状改善を望む方にはステロイド軟膏の使用は必須と考えております。そのような状況においてまで、ステロイド拒否を続ける必要はないと思います。しかし、将来的に少しでも軟膏塗布の回数を減らし、皮膚科受診を減らしたい方のために、アトピー完治法(2013年版)というものを今回作成しました。私はこれを作るための資料選びで、4月中は毎日3時間睡眠の状態でした。リンク先も出来るだけ多く作ってあります。もし、当院を受診される方でステロイドなしの治療を望まれるのでしたら、少なくともこのアトピー完治法(2013年版)を数回は読んでからいらして下さい。日常外来において1人の方にこれを全部説明するだけの時間は全くありません。
そうでないと外来を受診されても、満足のいく理解が得られないで帰られることになってしまいます。ステロイドなしの治療は生半可な気持ちではとても無理です。全く予備知識なしで来られた方には、その日は説明書を出すだけで終ることもありますのでご了承下さい。
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